ファイルの同期

旧PC(Vista x86)と新PC(Vista x64)との間でファイルの同期がしたい。

  • 自動同期であること。
  • 高速であること。
  • 大量のファイルが扱えること。

が念頭にいろいろと試行錯誤しました。

ACCUSYNC

そこそこ有名?同期ソフト。体験版があったので試してみました。

利点
  • 非常に単純で理解しやすい。
欠点
  • リアルタイム同期が約 60 秒間隔でとてもリアルタイムとはいえない。
  • 変更の検出は単純な走査処理なのでファイル数が増えると比較に時間と負荷がかかる。
  • 起動時のスプラッシュが無効にできない。
  • 商用ソフトであり、高い。

欠点のうち、60秒間隔とスプラッシュはごにょごにょして解決はできましたが、時間と負荷はどうにもなりませんでした。

Unison

Unix系でも動作する*1同期ソフト。

利点
  • フリーである。
欠点
  • リアルタイムではない(オンデマインド)。
  • 変更の検出は単純な走査なのでファイル数が増えると 以下略
  • 基本コンソールであり、少々面倒である。

どうにもいまいちな感。

Dropbox

オンラインストレージサービス。

利点
  • フリーである。
  • オンラインストレージ経由で同期されるので両PCを同時に起動する必要がない。
  • バージョンコントロール機能が付いている。
欠点
  • オンラインストレージなので処理に時間がかかる。
  • 容量の制限がある。

ネットを経由するのでどうしても遅くなるのと容量の制限が。
LAN経由でPC2PCで高速に同期したいのでボツ。

FolderShare

MS提供のP2P型の共有サービス。
12月に Windows Live Sync とやらに変わるらしい。

利点

  • フリーである。
  • P2Pで同期されるので割と高速である。

欠点

  • Dropboxと比べるとP2P型なので同期には同時に両PCが起動している必要がある。
  • 大量にファイルを放り込むと非常に時間がかかる。
  • またファイル数に制限があるらしい。

今回試してみた中では一番いい感じです。

しかし、ここに至って気が付きました。

Windows ファイル共有

同期には同時起動が必要というなら、なんというかもう別に同期する必要ないなのでは?ということ。

利点
  • Windows 標準の機能である。
  • ファイル数に依らず非常に高速である。
  • シンボリックリンクを使うとローカルに組み込んで扱える。
欠点
  • 同期ではないので両PCが起動している必要がある。
  • 同期ではなく直接アクセスなのでバックアップ等にはならない。

結局、これに落ち着きました。
シンボリックリンクは UNC パスも扱えるんですね。
mklink /D リンク \\UNC\Share で普通に通って使えたので驚きました。
調べてみたらシンボリックリンクVista からの機能だそうで Vista の利点をまた一つ見つけました。

しかし、やはりファイル数 26,759, 合計サイズ: 4.23GB なんていうファイル群*2を同期しようと思うのは無謀ということですね。
両PCを起動するのはいろいろと無駄があるので NAS でも置こうかと考え中です。

*1:というか Win でも動作するというべきか

*2:日本語化関係のファイルをため込んでいるディレクト