Norton Internet Security 2008 試食

毎年恒例のバージョンアップの時期に入ったらしいのでいろいろと試食してみようと思う。
で、まずは NIS 2008 から。

NIS は 2004?, 2005? だったかを最後に離れて久しいので随分と久しぶり。*1

インストール

まずは Symantec から体験版 nis081500jp.exe のダウンロード, サイズは 61.5MB, 割とコンパクトにまとまってる。
試用なので本環境に入れていろいろと弄くり回されると困るので仮想環境にインストールする。
途中、Norton アカウントとやらの作成を要求され、面倒ながらアカウントを作成すれば、
あっという間にインストール完了で再起動なしにそのまま NIS が実行される。

ユーザーインターフェイス

初めに表示される画面はこんな感じ。

安全らしい。

黒白黄を基調とした UI のデザインは個人的に好評でしたが、このメイン画面の各項目から設定が行えないのが不満。
ただ単にそれぞれの項目に関するヘルプが出るだけで不便かな。

NIS タブ。

次、設定画面。

なんとなく設定しづらい。
それから以前のバージョンの同じような機能を使っていた時にも感じたんだけど、
今回もファイアウォールの設定部分がプログラムが増えてきた時に使いづらそう。

再起動後の立ち上がり

Norton を導入すると毎度のように立ち上がりが非常に遅くなることがあるのでチェック。
ん。特に気にならない速度で立ち上がる。

クラッシュした時の立ち上がりが特に遅かったんだよなぁという経験があったので今度はクラッシュさせて再起動させてみる。
んん。ちょっとだけ遅くなったけど特に気になるほどではない。

割と軽くて良いかも。

アップデート

これは以前使っていたときにも特に不満は無かったけどテスト。

ちょっとばかし確認に時間が掛かるのが気になった。

スキャン

肝心なところ。検出力は手元にサンプルがないのでテストできないので速度だけ見てみる。

Vista Basic x86クリーンインストール+現在までの Hotfix でのシステムの完全スキャン

  • スキャンした項目の合計: 70,534
    • ファイルとディレクトリ: 67,729
    • レジストリエントリ: 127
    • プロセスとスタートアップ項目: 2,642
    • ネットワークとブラウザの項目: 30
    • その他: 5

処理時間: 15分くらい

仮想環境でこれだけの速度なら特に不満無く使えそうかな。

ネットワーク

ファイアウォール
プログラム制御とか、まぁ使えないこともない程度。
侵入防止
以前から活躍したことがないのでなんとも...
セキュリティインスペクタ
IEのセキュリティ設定, 共有フォルダ設定, Windows サービスの設定に問題がないか見てくれるらしい。あまり必要なさそう。
トランザクションセキュリティ
フィッシング対策の対応ブラウザに Firefox が含まれていることが喜ばしいかもしれない。*2ただ、このバーのデザインは如何なものか。正直鬱陶しくて邪魔だ。


プロセスとかサービスとか

SYSTEM 権限で以下のプロセス(サービス)が実行される

  • ccSvcHst.exe
  • symlcsvc.exe
  • AluSchedulerSvc.exe
    • Automatic LiveUpdate Scheduler

USER 権限で 以下のプロセスが実行される

  • ccSvcHst.exe

やっぱり、いくつもサービスやらが常駐する。でも前に比べれば減ったのか?
まぁ体感的に重いと云うことはないので気にすることは無いのかもしれない。

アンインストール

個人的には Norton といふモノは アンインストール が鬼門だと思うので最後にアンインストールをチェック。
(アップグレード時にちゃんと削除できないとかで何度泣かされたことか)

あっさりアンインストールが完了した図。

パッと見た感じの痕跡はこれくらい。

まぁ特に問題はないかな。
ただ長らく使った後のアンインストールがどうなのかはわからない。

総評

悪くない。ただしコレといってイイというものはない。無難。

*1:この前購入した VAIO にもよくわからないバージョンがプレインストールされていたけど、一番最初にアンインストールしてしまった

*2:正直に言えば、フィッシング対策は別にいらない人なのでどうでもいい